こんにちは!うぉさかなです。
1パック数百円で買えるオキアミですが、余ったから持って帰って冷凍、次の釣行で使おうと思ったこと無いですか?
私はやってみたことがあります。
が、駄目でした(;゚Д゚)。一度解凍され、再冷凍したオキアミは、黒く変色するし、身がぐちゃぐちゃにやわらかくなって、次の釣行では使いものになりませんでした。
そこでこの記事では、1回使っても、もう1回凍らせて使うことが可能になる「オキアミのハード加工」の仕方を紹介します。
手間はかかりますが、それを上回るメリットがいっぱいです!
1.オキアミってどんなエサ?
オキアミは、エビに見えますが実はプランクトンの一種です。
海釣りの代表的なエサで、オキアミで釣れない魚を探すのが難しい程の万能エサです。
撒きエサにも刺しエサにもなり、冷凍保管されているので釣り具屋さんに行けばいつでも手に入る、もっとも身近なエサでもあります。
・通常1回で使い切り
オキアミを使うときは、冷凍された物を解凍して使います。
解凍したてのオキアミはハリもツヤもあり、プリプリしていて、美味しそうですが、時間の経過と共に頭が黒く変色して、身がやわらかくなってきます。
冒頭でも書きましたが、再冷凍して使うことは基本不可能です(;゚Д゚)。
2.ハード加工とは?
オキアミのハード加工とは、みりんや砂糖にオキアミを漬けておくことで水分が抜けて固くなり、
- 身が締まり、エサ持ちが良くなる。
- 冷凍してもカチンコチンに凍らなくなる。
- 余ったときに、もう1度凍らせてもまた使うことが出来る。
- 必要な量だけ持っていける。
などのことが可能になります!!!
マルデ、ユメノヨウダ━(゚∀゚)━!
3.準備するもの
オキアミ、みりん、砂糖、ザル、大きなお皿、サランラップ、タッパーを用意して下さい。
・オキアミの購入
まずは、釣り具屋さんでブロック状のオキアミを買いましょう!
大きなブロックの方が、割安になりますが、あんまり量が多いと加工するのも大変なので1/16カット(600g)ぐらいが丁度いいと思います。
オキアミにはサイズがありますが、ハード加工するとオキアミの中の水分が抜けて少し小さくなるので、使いたいサイズのワンサイズ大きな物を用意して下さい。
LかLLサイズが一般的ですかね?私は、小さなハリで小物を狙うことが多いので、Mサイズのオキアミを加工しました。
4.ハード加工の仕方
準備する物がそろったら「オキアミのハード加工」をしていきましょう!(´▽`)/
1.オキアミを解凍する
買ってきたオキアミを解凍します。
たぶん1/16のブロックであれば真空パックになっていると思うので、袋を開けずそのままの状態で、冷蔵庫で解凍して下さい。
解凍するまで1日ぐらいはかかると思いますが、袋を開けて常温で解凍したり、水をかけながら解凍すると、黒く変色したり、水分を吸って身がやわらかくなったりします。
解けるまで気長に待とう━(゚∀゚)━!
2.袋から取り出し、ザルにあける
オキアミの汁が飛び散らないように、静かにザルにあけて下さい。
オキアミの汁は乾くと強烈なニオイを出すので、要注意です。
お汁に注意━(゚∀゚)━!
3.ザルを用意して選別
オキアミをエサにするとき、頭の部分が潰れずにしっかり付いているのが、大切って方が多いと思います。
ブロックの中には、すでに潰れている物や切れている物も入っていますので、この時点で選別しておくのがいいと思います。
駄目だったやつは、撒きエサに使いましょう!
選別するのは、大変だけど頑張って━(゚∀゚)━!
(3.私は、頭と尻尾をカット)
まれなケースなのかもしれませんが、私は頭と尻尾をカットして身の部分だけをハリに刺して使う派です。
なので、この時点で頭と尻尾をハサミでカットします。
1/16ブロックでしたが、全てのオキアミの頭と尻尾をカットするのに2時間かかりました・・・。
疲れました(;゚Д゚)。
切り取った頭と尻尾は撒きエサに使います。
カットが大変でした・・・(;゚Д゚)
4.みりんに漬け込む
オキアミをタッパーに入れて、みりんをオキアミがひたひたに、つかる程度入れます。
みりんに漬けることで、オキアミの水分が抜けていきます。
ひたひたに漬ける━(゚∀゚)━!
5.フタをして冷蔵庫でしばらく置く
みりんがこぼれないないように、冷蔵庫に入れて約8時間置いておきました。
6.ザルにあけて、水分を切る
水分を切るのはある程度(5分ぐらい)でOKです。何時間も常温で放置するのはNGです。
7.大きなお皿に移し砂糖をかける
砂糖をオキアミの上からたっぷりとかけましょう。
8.ゆっくりと混ぜながら、さらに砂糖を追加する
オキアミの形がくずれないように、ゆっくりとやさしく混ぜます。
砂糖がオキアミ全体に行き渡るように、砂糖を追加しながら混ぜます。
砂糖はケチらずたっぷりと━(゚∀゚)━!
9.もう一度ザルに移し、冷蔵庫へ
ザルに移して、乾燥防止のためサランラップをします。
オキアミから染み出た水を受けるために、ザルの下にお皿を敷いて冷蔵庫へ入れます。
ザルの中で出来るだけオキアミを広げるようにすると、水分が抜けやすくなります。
砂糖でもオキアミの水分が抜けていきます。
みりんのときと同じように、8時間ほど冷蔵庫に入れておきましょう。
10.出来上がり~(´▽`)/
水分が抜けたら、出来上がりです。
オキアミが少し透明になって、プリプリになっていると思います。
11.タッパーに入れて冷凍庫で保管
出来上がったオキアミは、タッパーに入れて冷凍庫で保管して必要なときに、必要な量だけ釣りに持って行って下さい。
小さなタッパーをいくつか用意しておいて、あらかじめ小分けにしておくのもいいと思います。
私は、オキアミの頭と尻尾を取ったので、娘が使っていた弁当箱に全て収まりました。弁当箱のフタには、パッキンも付いているので、乾燥するのも防げる気がしています。
5.ハード加工することのメリット
1.身が締まり、エサ持ちが良くなる
ハリに刺して投げるときに、外れにくくなります。
本格的な投げ釣りは無理ですけど、ちょい投げぐらいなら全然大丈夫です。
(ハリの刺し方も関係しているかもしれませんが・・・。)
2.冷凍してもカチンコチンに凍らなくなる
水に砂糖や塩を溶かすと凍らなくなるのと同じで、オキアミの体内にみりんと砂糖がしみ込んでいるため、冷凍庫に入れてもカチンコチンには凍らなくなります。
最初に買ったオキアミのブロックは、凶器になるぐらい硬かったと思いますが、加工後凍らせたオキアミは、シャーベットぐらいの感覚になります。
釣行前に、スプーンでエサ箱に移して持っていくことが出来ます。
3.余ったときに、もう1度凍らせてもまた使うことが出来る
加工したオキアミは、時間がたってもぐちゃぐちゃにならないので、もう一度凍らせて使うことが出来ます。
ただ、水分が抜けているため、オキアミの皮の部分が乾燥しやすいのでエサ箱ごとクーラーに入れて、保管しておくことをおススメします。
4.必要な量だけ持っていける
タチウオを釣りに行くとき、アタリがくるまでの間、もう1本竿を出しガシラやアジ、メバルなどをお土産として確保することがあります。
1パック400円ぐらいのオキアミを持って行くのですが、タチウオがよく釣れるときには、他の釣りをしている暇が無く、買ったオキアミが無駄になり、オキアミもお金ももったいないと感じていました。
ハード加工したオキアミを冷凍庫に入れておけば、そんなときにも少しだけエサ箱に移し持っていくことが可能です。
使わなければそのまま再冷凍出来ますし、とても経済的です。
6.ハード加工のデメリット
ベタつく
デメリットというほどではありませんが、ハード加工後のオキアミはみりんと砂糖のせいで、暖かいところに置いてあったメロンパンと同じくらいベタベタします。
水汲みバケツとタオルを持っていき、こまめに手を洗いましょう!
加工した後に「味の素」をかけると、少しマシになるそうですが、私はやっていません。
乾燥しやすい
加工後のオキアミは、表面の皮の部分が乾燥しやすいように思います。
エサ箱のフタを閉めて、クーラーに入れておけば乾燥を防ぐことが出来ます。
7.まとめ
この記事では、オキアミのハード加工の仕方について紹介しました。
400円程で買ってきたオキアミブロックをハード加工することで、10回以上の釣行をカバー出来ています。
手間はかかります。
特にオキアミの頭と尻尾を切り取る作業は、泣きそうになりました。
でも、エサ代がびっくりするくらいに安くなりました。
1回の釣行で20円ぐらいで済んでいるかも・・・。
エサ代ぐらい気にしないって方もいると思いますが、エサ持ちも凄く良くなりますし、手間をかけたエサで魚が釣れるとまたうれしさも変わってきます。
ぜひ時間があるときに、1度「オキアミのハード加工」にチャレンジしてみて下さい!!
いいこといっぱいありますよ~!!!
では、また~(´▽`)/