こんにちは!うぉさかなです。
秋も深まって大阪では、タチウオ釣りが最盛期を迎えています。タチウオ釣れていますかー?
この記事では、タチウオ釣りで使うキビナゴの加工の仕方について紹介したいと思います。
スーパーで売っているキビナゴに塩をかけて水分を抜く加工をすることで、キビナゴの身が締まり仕掛けを投げてもハリから外れにくくなります。
加工したキビナゴで思いっきり遠投してタチウオを釣り上げてください!
1.キビナゴというエサ
タチウオ釣りをしない人にはあまり馴染みのない「キビナゴ」という魚。私もタチウオ釣りを始めるまで、キビナゴの存在を知りませんでした。
皆さんは知っていますか?
体長10cmぐらいの小さな魚で、体の側面に銀色のキラキラ光る模様があり、これがタチウオを誘うと言われています。鹿児島、長崎県、高知県などで取れるようで、私の住んでいる大阪でもスーパーの鮮魚コーナーでときどき売られていています。(関東の方のスーパーには足が速いため、出回らないみたいですね。)食べ方は、唐揚げやお刺身で食べるとおいしいらしいです。私はエサにしてばかりでまだ、食べたことがありません・・・。
すみません---(;゚Д゚)---。
2.エサの中で人気ナンバー1
アジ、イワシ、サンマの切り身、サバの切り身など数あるタチウオのエサの中でも人気ナンバー1です。私も1番よく使っています。値段、エサ持ちの良さ、保管のしやすさなどがその理由かと思います。
3.キビナゴを加工する理由
スーパーで買ってきたキビナゴに塩をかけ、水分を抜くことを加工と呼んでいますが、なんで加工する必要があるのか?と疑問に思う方もいるかもしれないので、加工するメリットについて紹介します。
エサ持ちが良くなる━(゚∀゚)━!
加工するとエサ持ちがよくなり、ハリから外れにくくなります。
生のキビナゴは身がやわらかくエサ持ちが悪いので軽く手前に投げるだけでしたら問題無いのですが、日によっては遠くに投げないとアタリすらない日があります。隣のおっちゃんが遠投して次々にウキが沈んでいるのを見ると、自然と力が入り、力いっぱい竿を振りきって遠くに投げようとしてしまいます。そんな時、身のやわらかいキビナゴを使っていると、キビナゴがハリから外れて飛んでいってしまい、ハリだけが水中にただよう、むなしい時間をしばらく過ごすことになります---(;゚Д゚)---!!夜釣りなのでエサが外れても見えませんし・・・。
形が崩れにくくなる━(゚∀゚)━!
エサ持ちが良くなるのと同じことですが、水分を抜くことで丈夫になりキビナゴの形がくずれにくくなります。
タチウオのウキ釣りの場合、海に仕掛けを投げたらほったらかしでアタリがくるのを待つ。ってわけにはいかないことが多いです。釣り人が周りにいない秘密の場所で釣っているのなら、ほったらかしでもOKですが、ほとんどの場合周りには釣り人がいます。それも山ほど沢山の人が・・・。大阪湾でのタチウオ釣りの人気は凄いです。
左右の人が流れた仕掛け(電気ウキ)を回収し始めたら、自分も同じように回収して投げ直す。ってのが、暗黙のルールとなっているため、流れが速いときなんかは何回も何回も投げ直す必要があります。投げるときには遠心力、回収するときには水の抵抗でキビナゴがどんどん痛んでいきます。
痛んだときに特にやられるのがお腹で、皮が破れて内臓がビローンと飛び出してきます---(;゚Д゚)---!!タチウオは、どうも思わないかもしれませんが、釣り人はエサが痛んできている感がとても大きくなりエサ交換となります。
加工したキビナゴもビローンとなりますが、生の物よりも長持ちします。
ストックしておける━(゚∀゚)━!
加工したキビナゴは自宅の冷凍庫で保管しておけるので、使いたいとき必要な分だけ持ち出して釣りに行くことが出来ます。また、塩がキビナゴの体内に浸透することで、冷凍庫に入れておいてもガチガチに凍らずに釣り場ですぐ使えるようになります。
キビナゴは釣り具屋さんのエサコーナーで売っていますが、高いので私はスーパーのキビナゴ専門です。スーパーで買いたてのキビナゴは鮮度がいいので、生の状態でもしっかりしておりエサ持ちも問題がありません。釣りに出かけるとき、スーパーに立ち寄りキビナゴを買ってエサにするってのが理想です。
ですが、キビナゴはスーパーに常に置いているわけではなく、むしろ無い時の方が多いです。タチウオが釣れる季節になって、スーパーでキビナゴを売っているのを見つけたときに何パックか購入して、加工して冷凍庫に保管しておくのがいいと思います。
4.キビナゴの加工の仕方
では、加工の仕方です。簡単です。
1.スーパーでキビナゴを買う
スーパーの鮮魚コーナーでキビナゴを見つけて購入して下さい。スーパーによってキビナゴを品揃えに入れていない場合や季節、日によって入荷されないときも多々あります。
キビナゴは鮮度が下がってくるとエラの周りが赤く変色してくるので、同じ値段なら赤くなっていない物を選びましょう。(古くなって半額になっているときは、迷うところですね。)
また、パックの中には、頭が切れてしまっているキビナゴや体がグネグネに曲がってしまっているキビナゴが入っていたりします。出来るだけ頭がきちんと付いていて、まっすぐなキビナゴが多く入っているものを選びましょう。
キビナゴのサイズですが、大きい程よく目立つためか食いがいいので、大きい目を選ぶのがいいですね。
2.塩をかける
包装を取って塩をかけます。ガサーとかけてお箸でやさしくキビナゴをかき混ぜます。混ぜたらかけるを何度か繰り返します。
塩のかける量は、キビナゴの表面にまんべんなく塩がかかっているような状態がいいですね。よく混ぜて表裏両方に塩がいき渡るようにして下さい。塩の中にキビナゴが埋もれるほど、かける必要はありません。
3.お皿に広げる
大きなお皿にキッチンペーパーを敷いて、塩をかけたキビナゴを広げます。キッチンペーパーは2枚を折り返しています。キビナゴの量が多ければ3枚に増やして下さい。キビナゴを広げるときは、キビナゴ同士が重ならないようにするときれいに水分が抜けます。
4.ラップをかけて冷蔵庫へ
ラップをかけて冷蔵庫へ入れて下さい。ラップをしないと乾燥してカピカピになります。
1日(24時間)ほど冷蔵庫で水分を抜きます。
上の写真が1日たって取り出した写真です。キッチンペーパーがキビナゴの水分を吸って濡れています。
いい感じに水分が抜けて硬くなったキビナゴです。表面にはまだツヤがあり美味しそうに見えます。
同じキビナゴを1匹だけラップをせずに1日冷蔵庫に入れました。表面が乾いてしまい煮干しみたいになっています。さらに硬くなってエサ持ちは良さそうですが、見た目に美味しくなさそうです。ま、タチウオはどう思うか知りませんが・・・(;゚Д゚)。
5.タッパーにきれいに並べる
タッパーにきれいに並べます。タッパーの大きさはキビナゴを曲げずに入れれるような大きさの物を使用して下さい。また、1回の釣行で使う分がちょうど入る程度の大きさがいいと思います。
※タッパーに並べるときのコツ
スーパーでキビナゴを買うときに、出来るだけ真っすぐなキビナゴを選ぶのですが、どうしても曲がっているやつがいます。そんなキビナゴですが、水分を抜いてタッパーに並べるとき、手でまっすぐに伸ばしてから並べてあげると解凍して使うときに、意外とまっすぐになっています。面倒ではありますが、並べるときに真っすぐにして並べましょう。
6.冷凍庫に入れて出来上がり
フタをして冷凍庫に入れたら出来上がりです(´▽`)/
5.まとめ
この記事では、タチウオのエサであるキビナゴの加工の仕方を紹介しました。
スーパーで売っているキビナゴを加工することで、釣り具屋さんで買うより、うんと安く済み、冷凍庫にストックしておける。エサ持ちが良くなり、お腹がビローっと出づらくなる。釣りをするときに、扱いやすく快適になります。
ほぼ塩をかけるだけという簡単な作業で、いろいろとイイ事づくめです。
スーパーで買えば高いタチウオを、安いキビナゴで釣って美味しく食べて下さい!!
では、また~~(´▽`)/